第一話 ヴェスタ凱旋
盛大なるラネーシアの祭礼も無事終わった翌朝。
神殿の支配者ルキナは、何かを思い立ったかのように、旧帝国へ使いを出した。
それから数日後の、ルキナの居室……
ギルディア「ルキナ様、中庭にワープゲートが発生しました。
ヴェスタ隊、東方山脈より帰還したようです」
ルキナ「みたいだね」
ギルディア「しかしルキナ様、なぜこの時期にご召還を?
せっかくなら、宴に加わらせてやればよろしかったものを…」
ルキナ「誘ったんだけど、ヴェスタ、後少しで街を攻め落とせるとか言ってさ…
ホラ、あいつ意地っぱりだから。
それに、ちょっと急に呼び戻しておきたい用ができちゃって…」
コンコン。
数度、ノックの音。
ヴェスタ「ルキナ麾下第二略奪部隊長、ケイオスチャンピオン=ヴェスタ、帰還いたしましたっ!」
ルキナ「おっかえり!! ご苦労様だったね。
報告とか、新しい奴隷とか、色々見せて欲しいケド……
まずはさ、ヴェスタの体、触らせてほしいな…」
ヴェスタ「は、はいっ! そう思いまして…わ、私も、もうこんな風に……
んっ! ルキナ様……ああ…ルキナ様の舌…懐かしいですぅ……」