第二話 虜囚の狂戦士
ルキナ「はー……はあっ……
へへ、ついフルコース終えちゃったね…♪」
ヴェスタ「は、はい…
あ、あのでも、まだ……」
ルキナ「一回くらいじゃ、萎えないよねえ。
じゃ今度は、ボクのお尻で…」
ギルディア「ルキナ様! ヴェスタ!
そ、その……そうではなくて! 報告と、奴隷でしょう!」
↑見てるだけだったのでイライラしてる
ルキナ「ああ、そっか。いや、久しぶりだったからさぁ。
それでヴェスタ、例の要塞都市は、ちゃんと落としたの?」
ヴェスタ「はいっ!
要塞と言っても、廃墟同然でしたが…
ドワーフどもの財宝を接収、また数名の奴隷を確保いたしました!」
ヴェスタ隊が侵攻していた東方山脈は、かつてドワーフ達の王国があった地。そこでは現在でも、いくつかの地下要塞が孤立して存続している。
ヴェスタはその要塞の一つを攻め落とし、ラネーシア神殿へ凱旋したのである。
ルキナ「奴隷……そう言えば奴隷って、もしかしてドワーフなの?」
ヴェスタ「はい。雌ドワーフを3人ほど連れて参りました。
いずれも体格は小さいのですが、筋肉質で締まりも良く、お気に召していただけるかと。
そうですね…ゴノヴァ、入れ!」
ゴノヴァ「はい…ヴェスタ様…」
ギルディア「こいつは…バーサーカー!? あの狂戦士どもを調教したのか!?」
ルキナ「へへー。さすがにボクも、ドワーフの狂戦士としたことはないなぁ」
ドワーフ社会独特の狂戦士集団は、あらゆる種族に恐れられる軍勢だ。
ヴェスタ「ええ…どうやらコイツ、その身にラネーシア様のしるしをいただいていたようで…
愚かにもそれを苦に、死のうとしていたみたいなんです。
その分…少し出してやったら、すぐに癖になっちゃったようですけどね。くす」
ゴノヴァ「ルキナ様……ヴェスタ様より、常々お話聞かされておりました…
鍛錬を重ねたこの身で、精液一滴たりとも無駄にせず、御奉仕させていただきます……」