by 神宮寺
Case01 : 鈴原ヒカリの場合
「ママ、パパは、なんて言ってママに結婚を申し込んだの？」
「『一生、わしの弁当作ってくれ』よ」
「パパって、昔から変わらないんだね」
Case02 : 加持リョウジの場合
「パパ、ママになんて言って結婚を申し込んだの？」
「簡単さ。『葛城のカレーは俺が食ってやる』っていったんだ」
「パパ．．．．．．．後悔してない？」
「ちょっとね．．．．．」
Case03 : 碇レイの場合
「ママ、パパはなんて言って、ママに結婚を申し込んだの？」
「ある日、パパはママにこう言ったのよ。
『僕と結婚すれば、父さんの事、碇司令って呼ばなくていいよ』って」
「ママ、パパが可哀想だよ、それ」
Case04 : 日向マヤの場合
「ママ、どうしてパパと結婚したの？」
「どうしては、ないでしょう。どうしては」
「だって、パパは優しいけど、ママだったら．．．．」
「いい、パパには絶対内緒って約束できる」
「うん」
「パパと結婚する前に付き合ってた人に、こう言ってプロポーズされたからよ」
「何て言われたの？(ママ、二股かけてたのね．．．)」
「『一生、俺のギターを聞いてくれ』って」
「ママ．．．．．．パパを選んで、正解よ」
Case05 : 惣流・アスカ・ラングレーの場合
「ねぇアスカ．．．．こんなこと聞くの悪いと思うんだけど．．．．」
「なぁにぃ、ヒカリ？もったいぶって？はっきり言いなさいよ」
「あのねぇ、どうして碇君と結婚しなかったの？」
「．．．．．あのバカが、ふざけた事いうからよ」
「碇君、いったいなんていったの？」
「あいつは、あの時．．．．．こう言ったのよ。
『お願いだから、一生、僕をバカにしてよ！』だって！
ほんと、バカなんだから．．．．」
『碇君って．．．．そういう趣味だったの(^^;』
Case 06 : 冬月コウゾウの場合
「イタイ．．． 赤木君、もう少し丁寧に頼むよ」
「まったく、副司令ととっくみあいの喧嘩をするなんて．．．
一体、副司令に何を言ったんです、碇司令？」
「ただ、こう言っただけだ。
『冬月、何でユイと結婚しなかったんだ？』って」
「司令、貴方が悪いです。早く冬月副司令に謝ってらっしゃい」
Case07 : 碇リツコの場合
「リツコさん．．．どうやって、父さんと結婚したんです？」
「シンジ君、どうやってはないでしょう。どうやっては？」
「すいません。でも、突然、リツコさんと父さんが結婚したって
言われても．．．．．．今一つピンと来なくて．．．．．．．」
「区役所に行って、私とお父さんの婚姻届けを出しただけよ」
「ひょっとして．．．．勝手に？」
「まぁ、相談はしなかったわ」
「印鑑とかは．．．．(それって犯罪なんじゃ．．．．)」
「そこら辺の文房具屋で揃えたわ」
「保証人の判は．．．．」
「ミサトに頼んだら、エビチ１ダースで引き受けてくれたわ」
「．．．．．それで、父さんは何て」
「役所に届け出した後、その足で私達結婚しましたって、本人に報告に行っ
たら、しれっとした表情で、こう言われたわ。『そうか．．．．．』って」
「リツコさん．．．．いや、お義母さん。
父さんのこと、よろしくお願いします」
Case08 : 相田ケンスケの場合
「相田のおじちゃん、どうして結婚しないの？」
「シンジ！子供にどういう教育してるんだ！」
Case09 : 碇ゲンドウの場合
「結婚してくれないと．．．．．泣いちゃうから．．．．」
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『あら、冬月先生。
あの人は、とても、かわいい人なんですよ。
みんな知らないだけです』
「知らない方が幸せかもしれんな」