アヴィダヤ「嬉しいね。一応、アタイ達のことも覚えて置いておくれよ」


・第三階層副官・フロウ

名前:フロウネル(彼女の母界の言葉で「継ぎ当て」の意)
出身地:体の部位によって異なる
種族:バタリオン;再生能力と感染能力を持つ高等ゾンビ属の総称。

 お世辞にも管理職に向いているとは言えないセルージャのために、墓石都市で補佐を務める三人のアンデッド魔導看護婦(「ネクロポリス三鬼衆」という恥ずかしい名前をヴェスタから貰っている)の一人。黒髪ショートカットの内気そうな少女。

 人界魔界の様々な死体のパーツを継ぎ合わせて作られた人造アンデッド。ネクロゴレムとも呼ばれる。墓石都市の全アンデッド中最も強力な不死性と最も脆いボディを持ち、全身をスリ身にされても十分ほどで完全再生できる一方、転んだ拍子に首がもげたり内蔵が飛び出たりする。
 主に都市内の雑事を担当する。性格はマメで甲斐甲斐しいが気が小さく、セルージャの補佐歴は一番長いのに三鬼衆の二人には敬語で話す(無論セルージャにも)。
 その生い立ち(死に立ち)ゆえ元来は感情の希薄な娘だったが、セルージャの側にいる内に徐々に明るく笑えるようになった。そのためセルージャに心酔しており、たまに墓石都市に現れてセルージャにちょっかいをかける玄魔とかいう老魔族のことはセルージャに輪をかけて大っ嫌いである。
 ふたなりとして作製されており、体躯に比してグロテスクなほど立派なペニスを持つ。でもおおむね受けが好き。
・第三階層副官・ドリコーナ

名前:ドリコーナ
種族:マミー
出身地:次元海西南・火炎砂漠

 ネクロポリス三鬼衆の一人。体を包帯で覆った細身の女性。艶やかな肌は生前と変わらない褐色。ミイラのくせにやけに肉付きがいい。
 『太陽と月の秘法』によって永遠の命を得た、古代太陽帝国の女王。元はネクロポリスの「蔵書」の一人だったが、ずば抜けた頭の良さを買われて副官に取り立てられた。三鬼衆の中では一番長命。
 主に都市内の管理経営を担当する。生前は女王だったということをあまり感じさせない、控えめで落ちついたクールな物腰。博識だが無口で、必要なこと以外はあまり喋らない。
 三鬼衆の内ではただ一人ふたなりでない普通の女性。長い年月の経験を感じさせる丁寧な奉仕は、迷宮内でも評判が高い。
・第三階層副官・アヴィダヤ

名前:アヴィダヤ=エニダヤ=テトラドトロノスリョーシュカ
種族:ウンピール(ヴァンパイア)
出身地:次元海東北・凍土

 ネクロポリス三鬼衆の一人。異様に巨大な右腕を持った筋肉質の大女。着ているのは一応魔導看護婦の制服だが、ほとんど原形を留めていない。
 スラブ系吸血鬼。文字通り「血を吸う鬼」であり、デカダンなイメージは持たない。肉体バカに見えるが実の所ドリコーナに次ぐ長命で、色々な物事に造詣が深い。その昔人間の勇者に右腕を切り落とされ、ヒルギガースの腕を移植した。この右腕だけならセルージャと互角のパワーを持つ。
 セルージャのスパー相手と、リッチ達の始末が主な役目。義理人情に厚い江戸っ子気質で一人称は「アタイ」。たまに隣のヴァイアランス神殿へ遊びに行ってはセルージャに怒られている。同じヴァンパイア同士、ジュヌビーとは仲がいいらしい。吸血鬼としてはアヴィダヤの方がずっと先輩であるが。
 ふたなり。攻めも受けもオールラウンド。自分の右手でラディアンスのドラゴンペニスをしごいてみたいとか最近は思っているらしい。

 ●キャラクター原案の玄魔さんよりいただいたテキストをベースに、最終的な設定に合わせてRebisが加筆修正させていただきました。