Xmasスペシャルストーリー2サワナの
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| テーブルの上には、小さなキャンドル。 その隣に、小さなクリスマスツリー。 柔らかな光と、暖かな暖炉の火。 飲みかけのワインが、静かに暖炉の灯りを反射している。 ここはサワナの部屋。 そして今夜は、神殿を訪れたばかりのサツキの部屋でもある。 「……………」 ベッドに腰掛けたサツキは、真新しいメイド服を身にまとって、落ち着かない様子だった。至聖後宮回廊から借り受けたそれは、男装を思わせる珍しいデザインの制服だ。 「…恥ずかしい?」 いつものメイド装束に戻ったサワナは、かつて時たましたように、悪戯っぽく微笑みかけた。 サツキは、頬を紅くしてこくりとうなずく。 「で、でも…こんなの着たことないし…恥ずかしいけど……」 「けど…サワナの前で恥ずかしいって思うと…とっても…いやらしい気分になるんだ…」 分かっている。 そんなこと、紐のようなショーツを破ってしまいそうなサツキの勃起を見れば、誰だって分かる。 けれどサワナは、あえて言葉を続ける。 「サツキ…どんな風に、いやらしい気分なの…?」 数歩進んだ。エプロンを押し上げた…もうほとんど見えかけている…自分のペニスを、サツキに見せつけるように。 「ぁ……! ぅ…そのっ…セッ……セックスしたい…気持ちに…決まって……」 サツキはサワナの股間から視線を離せないのか、スカートの奥を見つめたままつぶやいた。 「うん。私も、サツキとセックスしたい。とっても…とってもしたいよ…」 サワナはひざまづくと、サツキに口づけした。 始めはついばむように。頬に手を添えて、舌を差し込み、互いの口腔を味わうように。 「ちゅるっ…んっ…ぁ…ん…」 「ふぁ…んむっ…ちゅっ…」 淫靡な水音が、部屋に響く。 そのまま、ゆっくりとサツキを寝かせた。 胸へ。 ずっと触りたかった胸……この胸を想像して、幾度もオナニーを繰り返した… みずみずしい弾力と柔らかさが、サワナの指を伝った。 やや硬いくらいの…しなやかな弾力。乳首は硬くなって、こするとサツキは小さな呻きを洩らす。 「乳首も勃起してる…いやらしいメイドさんね…」 「うん…」 サツキは恍惚とした表情で応えると、サワナの豊かな胸にも手を這わせ、ブラウスの中へ指を差し込んだ。 しばし、互いの胸を愛撫して。 サワナは慣れた指先で、サツキの柔らかいショーツの内側へ指を滑り込ませた。 元々は魔メイドの制服…胸も陰部も剥き出しのデザインだが、どうしても恥ずかしがるサツキのために、今夜だけショーツを履くことにしたのだ。 「あっ…ま、待って…!」 「大丈夫だよ…」 サワナは優しく微笑むと、すでにぬるついた裂け目を、静かに撫でた。 「んっ…ち、違うのっ……」 サツキは身を起こすと、わずかにサワナから離れ……背を向けた。 そのまま、尻をサワナに向ける。お尻が丸出しになるよう、丸く布地が切り取られた制服。その穴から、細いヒモにかろうじて守られた陰部が、剥き出しになった。 「こっ…こういう…かっ…恰好で…サワナに触られたいって…ずっと…そのっ…」 サツキは枕に体を預け、サワナを振り返りながら、口ごもる。 「妄想、してたんだね。………オナニーも…したの?」 サワナが意地悪く応えると、サツキは羞恥に涙を浮かべながら、うなずいた。 「うんっ…何度もした…一番いやらしい姿で…サワナとセックスしてみたいって……」 サワナは微笑みを返すと、サツキの引き締まったお尻に指を当てた。 「透けてる」 薄いショーツは、今やサツキの愛液で密着し、まったく役に立っていない。布が貼り付いたその部分は、丸くふくよかな、形良い姿を見せていた。 「とってもキレイ…赤ちゃんのあそこみたいに、整ってる」 「サワナ……」 サツキのショーツから、さらに濃い愛液が染み出し、太ももを伝った。 そのショーツを、剥がしていく。 繊細に指をかけ、少しずつ外気に触れさせていく。 「ひううっ……」 陰門が完全にさらけ出されると、サツキは細く息を吐いた。 「今から…サツキの処女、私がもらうからね…」 「うん。アタシの…童貞も処女も…全部…サワナにあげる……」 サワナはサツキに顔を近づけると、丁寧にそこを指で押し開いた。 テラテラと濡れ光る桃色の粘膜。淫唇は小さく整って、入り口を飾っている。奥は狭く閉じて、まだ見えない。 つう、と舌先を走らせた。 「んああうっ!」 サツキが身を強ばらせ、愛液が一筋噴き出した。その上にあるお尻の穴が慌てたように息づいているのが、たまらなく可愛らしい。 「後で、アナルファックもしようね。『後で色々する』って、約束したものね」 人差し指でサツキの入り口を軽くノックしつつ、ピンク色のすぼまりに唾液を垂らした。 「はっ…! あ…う…うんっ…するっ…するぅ!」 サワナの人差し指が根本まで濡れるほど、サツキは愛液を漏らしていた。 腰が砕けそうだ。サワナの興奮も限界に近い。 「い…行く…よ……」 震える指先でペニスをあてがいながら、サワナは言った。 「うん。こ、コーヒーカップにしたみたいに…たくさん出して。アタシに…アタシの中に、お給仕して……」 ボーイッシュな美貌を雌の欲情で濡らしながら、サツキは尻を振った。 「くっ…う……」 「いぎっ…ひあああああああああああああっ!!」 最初の抵抗と共に、プチリとサツキの純潔が裂けた。 サワナのペニスは大きい。それは自分でも分かっているが、しかしサツキの処女肉を蹂躙するのを止められない。 一気に、獣のようにペニスを押し込んだ。 「サワナっ…! 痛いよっ…痛いっ……! でも…サワナがいるの! アタシの中にいるのおおお!!」 「一緒だよ! もうっ…サツキ…ずっと一緒だからね……!」 サワナは腰を丸め、サツキの乳房を手の平に納めながら、腰を使い始めた。 複雑に折り重なったサツキの肉襞が、大きく開いたサワナの雁首に、絡みつき、擦り上げ、淫液を引いては離れていく。その動きの一々を感じているかのように、サツキは震え、小さく声を上げ続けていた。 「うんっ…あっ…熱っ…うんっ……あ……いいっ…」 程なく、サツキの声が甘く溶け始めた。自分の時と同じ……もう、快感が痛みを追い越したのだ。 サツキの最奥……どんな感触が…どんな心地が…… 幾度、そう妄想し、精液を吐き出しただろうか。 今、その全てを感じられる。 「はあっ…サツキっ! ずっと…こうしたかったの! サツキのおまんこに出したくて、何度も何度もオナニーしたの! でもっ…くっ…これからは、全部サツキの中に出すからね!」 「うんっ…アタシも…もう全部っ…全部……サワナの、精液メイドになるからぁ!」 メイド服を着崩し、柔らかなレースと布を互いの肌に擦り合わせながら、二人は交わった。 サツキの日焼けした肌を撫で、傷跡に舌を這わせる。汗を舐め、髪の匂いを吸う。 引き締まった下半身は、期待にそぐわずサワナを締め付けていた。不慣れな処女の、しかしそれだけに精一杯の奉仕が、鍛え上げられたペニスをも絶頂に導いていく。 「さっ…サツキ…イキそう…」 「わ…わかんない…でも…多分…コレ…飛んじゃいそうっ!!」 サツキの体が弓なりに反り返り、その胎内が微妙に収縮を始めた。 自分のペニスもサツキの中で膨れ上がり、射精に備えて熱を増していく。 サワナはテーブルにあった飲みかけのワイングラスを手に取ると、それをサツキのペニスに添えた。 「出ちゃうっ…直に注ぐからねっ…サツキの子宮カップに、全部注ぐからっ!!」 「サワナっ! サワナあああああ!!!」 「んぐうっ!!」 弾けるように、サワナのペニスは射精を開始した。まだ一度も精子を受け容れていないサツキの胎内に、ねっとりとしたヴァイアランスメイドの精液が叩きつけられる。柔い内奥は一瞬でサワナに満たされ、熱を帯びて蠢いた。 同時に、サツキの体も震え、弾けた。 ペニスに熱い脈動が伝わり、ワイングラスの中で白が炸裂した。 「くううっ…うっ…」 声にならない声だけを上げて、メイド達は射精を続ける。 サワナはサツキの精液で溢れたグラスを掲げた。 まだ射精を続けながらも、サツキはそれを振り返り、グラスの縁に口を付ける。 二人で、同時にすすった。 一人は膣内に、一人はシーツに、精液をぶちまけながら。 サツキの初めての射精メイドとしての精液を、たっぷりと飲み干した。 「んっ…」 空になったグラスがベッドに落ちる。 二人は再び口を合わせ、互いの唾液と精液を交換しあった。 口を離すと、最後に一撃ち勢い良く精液が放たれ、二人はベッドに倒れ込んだ。 「サワナ…今度は…あ…アナル…で…しよう」 精悍な容貌に果てしない欲情を浮かべながら、サツキがねだる。たった今膣内射精された性器は細い筋からタラタラと精液を漏らし、その上の小さなすぼまりまでも、精液を求めるようにひくついていた。 「うん。でも…先にこうしてあげる…」 かつては内気なだけだった美貌にヴァイアランスの微笑を浮かべ、サワナは応える。 サツキの衰えぬペニスに舌を這わせ、剥き出しになったブラウスの中身を押しつけた。 サツキの逞しい体がわななき、一瞬でペニスが熱さを増す。 今夜は徹夜しよう。明日はお休みをもらって…… サツキにもっとたくさんメイドの仕事を教えて… これからは、ずっと…ずっと… ずっと…こんなことを… 頭の中で思い描いていた妄想を一つ一つ思いだしながら、サワナは愛する親友の体に没頭していった。 *** 「でも、不思議」 「………その、帽子の少女が…ですかしら?」 ザラの問いに、ルキナはこくりとうなずいた。 「ラネーシアって、シオン様の別名だよ。それを知ってたって、誰? ボク達の仲間?」 「確かにワタクシ達以外にも、ヴァイアランスの使徒は大勢おりますわ。けれど地球に…」 作戦室に貼られた次元地図を見上げながら、ザラが眉をひそめた。 「うん。それに…サワナを連れてきた時だって…サツキが、サツキがその時フタナリだったのなら、ボクもレイシャも気付かないなんて……」 両性具有者を感知する能力にかけては、ルキナは自信がある。 レイシャだって、地球でスカウトをしているほどの守護者だ。 同じ職場にいたのに、気付かなかったなんて、おかしい。 「いずれにしろ…あの世界には、何か注意すべき要素があるようですわね」 ザラはしばし戦略家の目をしていたが……ふと表情を和らげると、ルキナに歩み寄った。 「でもいいではありませんの。サワナさんとサツキさんが、ようやく結ばれたのですから」 「ん…」 長身のザラに抱き上げられ、ルキナはその胸に顔をもたれさせた。 「異教の習俗とはいえ…サワナさん達の故郷では、それなりに大切な夜なのでしょう?」 「…うん。そうだね。幸せを配る、夜らしいからね」 ルキナは前回の夜に出会った老人の言葉を思い出しつつ、ザラに微笑みかけた。 そう、サワナとサツキに、ようやく幸せが届けられたのだ。 今は、ただそれだけでいい。 (了) | |
| 木川サツキのキャラクター原案は、中笈木六先生よりいただきました。 このストーリーの第一節も、中笈先生執筆の基礎を元に加筆させていただきました。 また、サツキの基本デザイン・ライダースーツデザインは、枇杷速秀さんにしていただきました。 ありがとうございます。 |