「ちゃんといい子にしてました? ゼナ」
「んとね、んとね、うん。いいこだよ、ザや様ぁ」
「フフフフフ」
質問の意味が分かっているのかいないのか…ニコニコと笑うゼナを抱いて、ザラも一緒になって微笑んでいる。
その様子をイレーネと共に見ているファルカナも、思わず口元がほころんでしまうような、愛らしい光景だった。ザラ様の中にある、強く厳しい支配の貴人としての愛情と、優しく慈悲深い愛情。それが混じり合って見えて、ファルカナはこんな時、ヴァイアランスの戦士で良かったなあ…なぞと感動してしまう。父親だと言うだけでも、母親だと言うだけでも、あんな優しさは見られないだろう。
「あらあら、もうこんなに大きくしてしまって…仕方のないコですわね、ゼナは……。でも、ここが育つのもヴァイアランスの証。そうですわ、イレーネ、久々に皆で体を重ねましょう。ファルカナも、ほら、おいでなさい」
「え? え、あ、アタシはいいですよぉ。せっかく、ね、親子水入らずって言いますし。ディータとトレーニングでもしてまっす!」
勢いよくザラの部屋から駆け出し、駆け、駆け、立ち止まり、ファルカナは後ろを振り返った。
――ザラ様の精液欲しかったなあ……ああ、それに、ゼナの精液もおいしいし、イレーネ先生って具合いいんだよなあ……
結構、後悔した。
***
「あ、ファルカナっ! ダメよ、もう……」
「いいぢゃないですかぁ、お、く、さ、ん♪ それにさっきアタシ、イレーネ先生にザラ様を取られて、淋しかったんですよぉ。責任があるんです、イレーネ先生には!」
イレーネ親子にあてがわれて創造された、真新しい個室。ファルカナはイレーネの柔らかい乳房を両手で揉みしだきながら、ベッドに押し倒していた。
ザラとの交接で疲れたのか、ゼナはくーくー寝息を立てて、小さなベッドに眠っている。それに比べればファルカナはまだまだ欲求不満…いや、イレーネをこうしようと決心して、ディータとセックスしたい欲求を必死に抑えて待っていたのだ。
「んっ…ふ……ファル…ダメ……」
熟れに熟れた肉体を持つイレーネは、早速ファルカナの下で悶え、色っぽい吐息を漏らしている。
考えれば、とうに三十を過ぎているだろうに、素晴らしい肌のツヤと吸い付きだ。……まあ、ヴァイアランスが不老になるのは珍しくないのだが、逆にイレーネのように円熟しているタイプは少ないのである。
そう。あえて言うなら、ピチピチの熟女。
「いただきまぁす…はむ……」
豊かな乳房の表面を何度も口で吸った後、ファルカナはイレーネの乳首を吸い立てた。
薄くて甘い、ミルクの味。
「ひゃふっ…ファルカナ……そ…吸って……んん…」
母乳を吸われたイレーネは、恍惚とした表情でファルカナの頭を押さえつけた。
「もう勃起してますねー、センセ♪」
まるでペニスのように硬く勃起した巨大なクリトリスを弄びながら、ファルカナは自分のペニスも首輪から解放した。
スイカ並みの爆乳の間でそそり立つ、ファルカナの巨根。イレーネは喉を鳴らして、自分から大きく股を広げた。
「んんー……先生のあそこ、久しぶりですよぉ。どのくらい、気持ちよく熟れたかなー♪」
巨大な乳房同士を押しつけ、ファルカナは自分の性器をイレーネにあてがった。キスしてから挿入しようとするが……二人の胸があまりに大きすぎて、顔が届かない。
その間抜けな状態がイレーネにバレぬ内にと、ファルカナは腰を落とした。
「はぁあぁぁああっ!! はっ……ひぅっ……あああああっ!!!」
イレーネは切れ切れに息を吐き出しながら、ファルカナの腰に両脚を絡めた。
トロけるように柔らかい肉が、ファルカナの先端を包み、幹を下り、その中程で止まる。
「ああぁ…こ、この感触……たまんないですぅ…」
ザイナのようにキツく締まった膣で亀頭をしごくのも、リュカーナやラディアンスの深い膣で根本まで飲み込んでもらうのも大好きなファルカナだが…やはりこの、柔軟に巨根を飲み込み、苦しいながらも応えてくれるイレーネの膣も、比べがたい魅力がある。
「はあ…はあ…半分以上入りましたね。こ、こんなに柔らかいのに、処女みたいに締まって…とっても経産婦だなんて思えませんよぉ、先生★」
「ぅ…バ、バカ…そんな……」
少女のように照れるイレーネがひどく可愛らしくて、ファルカナは獣のように女医を犯しまくった。
その末にゼナが目覚め、ファルカナは弱点の肛門を絶倫幼女にさんざ弄ばれることになるのだが……そのお話はまた、別の機会に。
イレーネ: 旧世界の帝国からザラへと献上された女医奴隷。貴族の娘だったが、母と弟はラネーシア信者となった末に父を毒殺、処女だったイレーネはヴァイアランスの使徒に献上された。ザラ古参の奴隷の一人であり、すでにザラの一子ゼナを産んでいる。性格は温厚で母性的だが、それなりに淫乱。
ゼナ: ケイオススポーンとして生まれたザラとイレーネの子。ザラの持つ絶大な魔力を遺伝として受け止めきることができず、跡継ぎとしては見なされていない。しかしそれなりに、皆からは愛されているようである。実年齢は3,4歳そこそこだが、肉体的には数年分ほど育っている。むずかると催淫ガスを吐くのが困りもの。
なんとなんと、ザラ様に隠し子発覚!?(笑) という感じの、イレーネ親子の登場なのです。
いや、実際はヴィル妊娠以前にSiriusさんからいただいていたのですが、やっぱりその存在を知らされた時には、私も驚きました。
ザラ勢といえば筋肉(え?)というこの戦況下で、熟女と幼女の参戦……これは面白くなりそうですねえ。
Siriusさん、ありがとうございました!