■ Androguynous novels どきどきする時間(2)
「…ふえっ…ごめんなさぁい…」 「シーノが…言ったんです…だから、みるくちゃんのコト、先生に言わないで下さぁい…えぐ…えぐっ…」 「おいおい…そんな、泣くなって! 別に、怒ってるわけじゃなくて…なんだ…な、先輩として、さ」 シーノ達の前で、背の高い金髪の先輩が、困ったように微笑んだ。 もう少しで、”えっち”しそうになっていた、シーノとみるく。 それを見て慌ててフェンスを飛び越えて来たのは、高等部の大きな先輩だった。 先輩は二人をつまみ上げて小脇に抱えると、フェンスを回って高等部の敷地に入り、このバレー部室まで連れてきたのであった。 「俺はエレン。高等部の、3年生だ。一番のお姉さんだな。お前達は?」 「4年びー組の、シーノ、ひっく、林堂=ファーナフィー…です…」 「同じクラスの…森脇…みるくです…」 「なんだ、4年生か…そりゃあちょっと早いかなあ…mmm…微妙なトコだけど…」 エレン先輩は二人の頭をぽんぽんと叩くと、そのバレーボールより大きな胸を、ギュッと押しつけた。 ふんわりと暖かく、柔らかな胸に包まれて、二人は思わず泣くのも忘れてしまう。 「いいかあ、別に、悪いことしてたから、怒ってるわけじゃないんだ。ただfuck…あいや、えっち…かな? それは焦っても良くないもんだから、な」 「そう…なんですか…?」 シーノは、胸から頬をずらすことがもったいなくて、少しだけ顔を上げると、エレン先輩に尋ねた。 「ああ。お前達はまだ、体が育ってる途中だから。そのうちできるようになるけど、無理すれば、ケガをしちゃうかも知れない。みるくが、痛がってただろ?」 二人はこくりとうなずく。 「Well、だからな、無理はしちゃダメだ。それに、あんな所で色々してたら、バイ菌が入りかねないし……。えっちできるか試したくなったら、先生や先輩に相談して、するんだ。Are you Okay?」 『は、はい!』 二人は声を揃えて元気良く返事をした。 「ん〜…」 エレン先輩が、うなっている。 二人は先輩の膝に座って、10分ほど、体のことやえっちのコトについて色々尋ねていた。 漫画だけじゃ分からないコトとか、ちょっと楽しい話とか、聞かせてもらっていたのだが…… 「やっぱり、精通できるかどうかくらいは、試しとくか?」 「え…?」 「ふぇえ?」 すぐにはそのイミを理解できなかったが、何かを予感して、シーノはみるく共々頬を染めた。 「せんぱい…それって…」 「ああ。俺となら、fuck…でなくて…えっち…できるから、な。まだ精液出るかどうか分からないけど…」 エレン先輩は二人を抱きしめるようにして、ささやく。 「このまんまじゃドキドキもやもやして、家に帰っても落ち着かないだろ? それに、最初に失敗したりすると、後に響くって言うしな。どうせなら、いい思い出にしとこーぜ♪」 「は、はい!」 シーノは思わず即答してしまい、気まずくなって、みるくの顔を見た。 けれどみるくも一呼吸置いて、シーノと目を合わせながら、はい、と呟いていた。 「Yep、ここが、日本語でゆーと”おまんこ”だな。お前達よりは、結構おっきくなってるだろ?」 はい…という返事も掠れて、声にならない。シーノとみるくはバレー部室に敷いたマットレスの上で、エレン先輩の股間を凝視していた。 大人だからか、やっぱり金色のキレイな毛が少し生えている。おちんちんはびっくりするほど大きい。シーノやみるくの2倍近くあるんじゃないかと思った。おちんちんの根本からつながる女の子の部分は、みるくみたいにやっぱり一筋だけれど、下の方がちょっとピンク色に開いている。 「このくらいなら、な。ちんちん入れても全然平気だし、ケガすることもないってわけだ。よし、やってみるか」 エレン先輩はにっこりと笑うと、二人にマットの上で横になるように指示した。 シーノもみるくも、言われたとおりにする。また、胸がどきどき。さっき何かが起きかけたシーノのペニスは、熱く、重く、”ぼっき”している。 「ま、シーノからにしとくか。みるく、少し待っててな。あ、俺の体、触ったりしててもいいから」 「は、はい…」 みるくは小さな声で返事をすると、おずおずと手を伸ばし、エレン先輩のお尻やふとももに触れ始めていた。 エレン先輩はみるくの手を受け入れながら、シーノにまたがり、肉付きが良く美しい体を押しつけた。 「胸とか、触ってていいからな。キライじゃないだろ?」 「…っは…はいぃ…」 シーノは荒い息で答えると、自分の目の前に迫った巨大な球形の胸に指を突き立てた。 むにゅうううう、っと、一気にシーノの小さな手が全部飲み込まれてしまう。柔らかなマシュマロの海に、手を差し入れてしまったかのようだ。肌がしっとりと指に吸い付く。そしてある程度奥まで指が入ると、優しい弾力が指を押し返す。 「どうだ?」 「とっても…すごいです…」 みるくより…とはさすがに言えなくて、シーノは無言で胸を揉み続けた。もともと大きなおっぱいが気になっていたシーノにとっては、まさに夢のような状況だ。 「じゃあ、入れるぞ。ゆっくり…ほーら…今、先っぽがおまんこの中だ…」 エレン先輩の手がシーノのペニスに添えられたかと思うと、上から柔らかい肉が、じゅわりと亀頭に吸い付いてきた。みるくのおまんこと同じ、ヌルヌルと濡れた感触。けれどそれが、広がるように、包むように、シーノのペニスを少しずつ覆っていく。 「は…入るって…こ…こんな……」 「んっ…Ah…そうだ…不思議な感じだろ…?」 エレン先輩は気持ちよさそうに目を細めながら、少しずつ少しずつ、大きなお尻をシーノの上に降ろしていった。 生まれて初めて味わう細やかな肉粒の感触が、シーノの全神経をペニスに集中させる。エレン先輩の入り口がキュッキュっと締まって、さらにペニスを飲み込む。 やがてシーノのペニスは全ておまんこの中に入り、先輩の柔らかい陰毛の感触が、無毛の恥丘をくすぐった。 「ぁ…う…かはぅ…っ…せんぱぁ…い……シーノの…シーノのおちんちん…溶けちゃう……」 「Hehe...いいだろ…? エッチって…すっごく気持ちいいことだから…仲良く、楽しく、勉強してくんだゾ…♪」 先輩は優しくシーノにキスをすると、その豊かで丸いお尻を、リズミカルに上下させ始めた。 「ひゃはうっ…! せんぱっ…あああああ…ひゃああああっ!!?」 エレン先輩の柔らかい内部が、シーノのペニスを擦り立てる。入って、出て、入って、出て、温かい液体がどんどんシーノの股間を濡らして、『あの』感覚が、また腰の奥からこみ上げてくる。 「どうだ…っあ…何か…来そうか…?」 「はひっ…穴と…おちんちん…がくがくってして…あ…? あ…ああああああ!?」 シーノは痙攣する体に驚きつつ、快楽の叫びを上げた。 「シーノ、何か…来るのっ…シーノの…ちんちんっ…熱いっ…きゃふぁぁぁぁぁっ!!」 弾けるように腰が跳ねたかと思うと、熱い、熱い奔流が、一気にシーノの下半身を駆け抜けた。ペニスが脈打つ度に、おまんこと肛門が激しく収縮して、背骨を貫くような快感が走り抜ける。 「これ…ひゃあっ…せ…いつう…!?」 「YES!! 良く出した! おー、元気いいぞぉ! たくさん出てる…熱いぜえ…そうだ…気持ちいいだろ…もっとだしな…!」 エレン先輩も濡れた声で叫びながら、小刻みに腰を動かしていた。 シーノの中からは次々と熱い粘液が飛び出して、先輩のおっきなお尻の中に飲み込まれていく。 やがて波は小刻みになり…ペニスが収縮しても液が出なくなって……最後に大きな一撃ちと快感だけを残して、収まった。 「はぁ…ぁ…はぁ…ひゃぁ…はぁ…」 ほとんど放心状態のシーノを、エレン先輩は優しく抱き締めた。 「よし、がんばったな。Congratulation、とりあえず男の子の方は一人前だ♪」 しばし抱きしめられていたシーノは、そのままぼんやりと、天井を見ていた。 先輩が離れていく感触が惜しくて、しがみつこうとしたけれど、全身に力が入らない。 仕方なく自分でおちんちんをいじって……どれくらいそうしていたか…… 「ようし、みるく! お前も出せたな……♪」 先輩の嬉しそうな声と、みるくの甘い声が聞こえて、シーノはようやく半身を起こした。 *** 「さて、あとは気を付けて。しっかり帰るんだぞ。えっと…寮じゃなくて、家か?」 「はい!」 「シーちゃんち、お向かいさんです」 ティッシュで下半身をしっかり拭いて、服を着直した二人は、バレー部の部室から送り出されようとしていた。 「先輩、あの、ありがとう…ございました!」 シーノは帽子を取って、ペコリとおじぎをした。みるくもそれに習って、頭を下げる。 「うんうん。二人とも、精通はしたけど、まだお互いのおまんこに入れるのは難しいと思うから、ムリするなよ。我慢できない時は、手でしごくか、あー…まあ、舐めたり、胸に押しつけたりして、な。おまんこに入れたくて我慢できなくなったら、俺んトコに来れば、何時でもfuckしてやっから…さ」 『は…は、ははいっ!』 二人は顔を見合わせて目を輝かせた後、飛び上がるように返事をした。 家路に向かう市内電車の中、二人は手をつないで、まだちょっとどきどきしている胸を確かめ合っていた。 シーノもみるくも、おおきくなったらもっともっと仲良くして…… それに、後輩には優しくしてあげるんだ、と、シーノは胸に誓うのだった。 fin |